人が育つ会社と、人が育たない会社ー。その差は何か?

2015年 8月 27日 (木)

ざっき

book_toyota-kutiguse

今回の本は何を隠そう、ほとんど衝動買いの勢いで手に入れたもの。
人材育成の部門に一時期いたので、こういう本を見つけると、自然と手にとってしまいます。
背取り的にザァーっとタイトルを見ていく中で「おっ。」と思い、ペラペラと中を見て、ある1ページに目がとまり「コレ買う。」となりました。

「トヨタの口ぐせ」について

自己啓発本に限らず、トヨタ関連の本はたくさんありますよね。
経済誌などでも色々と紹介されていることが多かったりして、わりと身近に企業風土を知ることができる会社の1つです。
トヨタと名のつく本を買ったのは今回が初めてなのが、自分でも意外でした。

「企業は人なり」を身をもって体感した会社員時代、会社の経営計画とかで「人材育成」の項目って、だいたい4番目くらいに出てきてて、それを見ては、ため息をついていました。
ヒト、モノ、カネ、情報・・どれも大事だとは思いますが、これら全てを動かすのはヒトなんですよねぇ。

この本では、社長から幹部へ、先輩から後輩へ語り継がれている「口ぐせ」を通して、その背景にある考え方や、企業人としてあるべき姿などが書かれています。役に立つことはもちろん、それ以上に個人的にとても興味深い内容が読みやすくまとめられていて、あらためて世界のトヨタを感じる一冊となりました。

私の読書記録

以下は、私の読書記録です。
賢くない頭を少しでもカバーできれば・・という淡い希望をもって、備忘録代わりに書き留めておくものです。

この本の書き出しは・・

人が育つ会社とそうでない会社の差は、マニュアルが整備されていることでもなく、部下を褒める文化があることでもなく、上司が背中で語ることでもなく

人が育つ会社には
必ず「口ぐせ」がある。

と始まります。

第1章から第5章までの間に、31項目にわたって「トヨタの口ぐせ」が紹介されています。
その中から私が「おっ。」と思ったものを書き連ねます。

第1章「リーダー」を育てるトヨタの口ぐせ より

現場は毎日変化させないといけない

どういう意味か? 改善をやり続けなさいということ。
改善とは、ムダを見つけ、それらを迅速に排除していく活動のこと。
トヨタでは、管理監督者の立場の人間がやるべき最も重要な仕事が「改善」だとされている。

第2章「できる人」を育てるトヨタの口ぐせ より

縦にたくさんできる人は横にたくさんできる人よりもいい

「多能工」という考え方。多くの種類の機械を操作できる作業者のこと。
手が空いたときに手伝ったのが「多能工」の始まり。
たくさんの「量」よりも、たくさんの「種類」の仕事ができる人の方が活躍する場が広くなる。

第3章「コミュニケーション」をよくするトヨタの口ぐせ より

陸上のバトンリレーのようにやりなさい

陸上のリレーではバトンゾーンがある。その中でならどこでバトンを渡してもいい。
私の仕事はここからここまでとピシっと線引きしないで、バトンゾーンを設けなさい。
バトンゾーンを設けることで、コミュニケーションが図られ、情報共有しやすくなり、仕事はどんどんうまくいくようになる。

第4章「問題」を解決するトヨタの口ぐせ より

マルを描いて立ってろ

「君、管理者だろ。」
「はい、そうです。」
そう答えると、工場内にチョークで直径1mほどの”マル”を描いて
「ここに立ってろ。」と言われる。
「動かず」に見ていると実にさまざまなことが「見えて」くる。
キビキビとした動作の人がよく働いていて、優雅な動作の人が手抜きしているとは限らない。
管理監督者の人間がやるべき最重要業務が「改善」ならば、改善点を見つけるべく今日も”マル”を描いて「動かず」立ってるあの人は、大事な仕事のまっ最中なのである。

第5章「会社」をよくするトヨタの口ぐせ より

1週間ものが動かんかったら捨てろ

使うものと使わないものを徹底して分ける。
動かないものは、どんどん捨てる。
「要るもの」と「要らないもの」を区別して「要らないもの」はすぐに廃棄、「要るもの」は所・番地を決めて置き場所を定める。
「もの」を少なくすれば「もの」が見えてくる。

さいごに

目次を読むだけでも、いろいろと気づきが得られます。
当たり前のことを、当たり前にちゃんとやることが大切だとあらためて思いました。
“マルを描いて立ってろ”と目に入った時、「コレ買う。」となりました。



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